運営方針
運営方針
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に依拠して、教員が教育・保育に臨む基本姿勢にあっては、園児や家庭に対して分け隔てなく教育・保育を行い、人権を尊重し、プライバシーを保護することを第一とする。
また園児の最善の幸福を願うために、保護者から意見や要望があれば真摯に傾聴し、不明なところがあれば平易に説明して、よりよい教育・保育のために努力研鑽することを基本とする。
教育目標
当園は、子どもたちが毎日を笑顔で過ごし、未来へ羽ばたくための確かな力を育めるよう、様々な工夫を凝らしています。
温かい見守りとアットホームな環境
当園では、全職員がすべての子どもたちを見守る温かい保育を実践しています。まるで家族のようなアットホームな雰囲気の中で、子どもたちは安心してのびのびと過ごせます。保護者の皆様とも密に連携し、子育ての心配事には親身に寄り添い、じっくり時間をかけてご相談に応じます。
育む5つの目標と大切な3つの約束
私たちは以下の5つの目標を掲げ、子どもたちの成長を育んでいます。
- 元気な子ども:心身ともに健康で活発な子ども
- 身辺処理のできる子ども:自分のことができる自立した子ども
- 仲の良い子ども:友だちを思いやる優しい子
- 考える子ども:好奇心を持って探求する子ども
- 生きる力を持った子ども:未来を切り開くたくましい子ども
また、子どもたちには社会生活の基礎となる「うそをつかない」「やくそくをまもる」「ともだちをいじめない」という3つの約束を大切にするよう指導しています。
子どもの主体性を尊重する保育
過度な行事を避け、子どもたちが自分のペースで活動できる時間を大切にしています。職員は過剰に介入せず、子どもたち自身が考え、できるだけ自分たちで問題を解決する力を育みます。
小学校入学に向けては、無理なく楽しみながら、名前を書くなど最低限の基礎を身につけられるようサポートします。
また、絵本を通して本が大好きになるよう、読書習慣を育んでいます。
令和5年度『こども園うえの』自己評価表
本年度はクラス編成を変更し、3~5歳児クラスの異年齢保育を実施しました。行事の見直しやマニュアルの作り直し等、付随する作業が多く職員の負担は多かったですが、役割を明確にすることで対応を行いました。また、園児人数が落ち着いたことで開園当初から行ってきたPDCAサイクル(計画、実行、評価、対策・改善)が機能し、昨年度の行事反省を本年度行事に生かせたことはとても良かったと思います。
来年度の目標は、「緊急時の対応を明確にする」こととし、園のBPO(教務の効率化)を職員と共有することに力を入れていきます。
教育・保育について
朝の集まり・課題保育・おやつなどお帰りの時に、コロナ対策で以前はお話をするものを絵や文字で表した表を作り、翌朝集まりの時に今日の保育の流れについて目で見て理解することができるようになっています。また、食育活動の様子を貼り出しこんな試みをしているという写真を保護者の方に見ていただいています。
給食について
給食室の調理の様子がピロティからよく見えるようになっており、調理の様子や料理のにおいが園児達の食欲を増進させていると思います。また、アレルギー児の子どもも一緒に、同じ昼食やおやつを提供ができるよう、乳製品や卵を除去した献立表を作成しています。アレルギー児もみんなと同じものを食べることができ、良かったと思います。職員や給食関係の先生もアレルギー食を間違ってはいけないという責任の重さでピリピリとした緊張感がありましたが、今年度から献立の見直しにより調理の見直しなどに力が入りました。お誕生日の給食試食会に参加する保護者の方に、昼食についてお聞きしたら、おいしく食事が出来たという話を聞いています。
小学校との連携について
毎年小学校には、散歩をかねてトイレの練習や大きな運動場などを見せていただいています。
自然災害の対応について
自然災害時の問題点は、職員の確保です。職員の通勤状態により、園を開けられない懸念があります。2024年度はこの地域で大きな災害が発生しませんでしたが、自然災害等で、地域社会が壊滅状態になり、被災家族が発生した場合、当園は、堺市の非常時子ども預かり施設となります。家族での避難はできませんので、ご了解ください。
保育の可視化について
玄関前に普段の教育・保育を担当職員が写真に撮り、送迎に来られた保護者の方に見ていただいています。保護者の方からは日ごろの様子が分かりとても良いとの評価をいただいています。